ファンタジー基本図書?


「雪のひとひら」

「雪のひとひら」
ポール・ギャリコ著 矢川澄子訳
新潮社 1975 (文庫版 1997)

空の上で生まれた雪のひとひらは、幾百万の兄弟姉妹達とともに地上へとはるばる舞い降り、降り積もり、そして・・・・。

雪のひとひらの、流れゆく一生をやさしい筆致で描いた、透明で純粋な物語です。私が学校の図書室で読んだハードカバー版では挿絵が違っていたと思うのですが、文庫版はカラーの挿し絵の入った絵本のような作り。手にしてちょっと驚きました。

ポール・ギャリコにはもっと有名な作品が何冊もありますが、私が最初に読んだのはこの本で、だからずっと忘れずに来ました。雪のひとひらの目に映る世界の美しさと、彼女が出会う「雨のしずく」のやさしさがとても印象的な作品です。きれいでやさしい文章で描かれた女性の一生の物語。心が透き通る感じを味わってください。



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