ファンタジー基本図書?
「床下の小人たち」
M.ノートン作 林容吉訳
岩波書店
(私の持っているのは岩波少年文庫 1956)
人間のお屋敷の床下にひっそりと暮らし、人間達から様々なものを「借りて」生活している小人の一家。彼らは自分たちを「借り暮らし」と呼び、人間達に見つからないように気をつけて生きていた。けれど、恐いもの知らずの一人娘アリエッティは、ある日、人間の男の子と知り合いになってしまい……。
家の中で小さなものがどこかにいってしまうと、いつも「小人さんが持って行っちゃったんだー」と思うのは、どう考えてもこの本の影響(笑)。人間用の大きな物を創意工夫で自分たちに合わせて使っていくところがとても楽しくて、子どもの頃何度も読みました。「借り暮らし」の小人さん、絶対家の中にいますよね。
続編もあるのですが、私はこの最初の1冊が一番好きでした。どきどきしながら読んだことをよく覚えています。小人さん達のファンタジー、どれも印象的ですね。 |
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