ミステリー

Aaron Elkins
アーロン・エルキンズ

「スケルトン探偵」シリーズで有名。他に学芸員クリスのシリーズも翻訳されていました。すみません、そのうちまとめます(汗)。

「骨の島」 青木久恵訳 早川文庫 2005
"Good Blood" 2003

スケルトン探偵シリーズ、超久々の新刊です。このシリーズ、まだ続いているとはあまり思っていませんでした(笑)。このごろ、昔翻訳されていたシリーズの続きが今更翻訳されるパターンがとっても多いような気がします。嬉しいですけど、今まで一体何を? という感じも。

ええと、私は多分、翻訳されている分は最初から全部読んでいます。ミステリアス・プレス文庫版で。文庫で最初に出た「古い骨」を読んで以来、ずーっとモンサンミッシェルに行ってみたいと思っているんですが、まだ実現していません(苦)。母(もちろん同じ本を読んだ)と「あそこにだけはいつか必ず」と約束してたんですけどねー。

イタリアの名家の当主ドメニコは、長い間跡取りに恵まれず、その血を守るために自分の姪にある申し出をした。そして生まれた子供は、成人後、実業家として手を広げ始めたが、ある日、彼の息子が誘拐され、莫大な身代金を要求される。更に、彼の建設会社が造成中の土地から、年を経た白骨死体が……。
愛妻ジュリーと友人のフィルと共にイタリアを訪れていたギデオンは、フィルがその名家の一員だったことから、発見された白骨の鑑定を任されることになる。

というのが今回のお話。実は、最初のあたり、なんだかどろどろしていて、読んでいた私は電車に酔ってしまいました(苦)。体調も悪かったみたいなので、そのまま洋書に切り替えてしまい、しばらく積んでいたんです。で、やっと読みました。ギデオンが出てきて、骨について語り始めると楽しいんですよねー。そこまでがつらかった。普通の時なら何でもなかったような気もしますが(笑)。

それにしても、何年ぶりなんでしょう? 調べに行く気力もありませんが、少なくともここ2〜3年は確実に読んでいないような気がします。でも、読んでみると覚えてるものですよね。「インチキ相互関連の法則」とか(爆)。登場人物達の会話も、相変わらずユーモアいっぱいで、とっても懐かしく読みました。ミステリーとしてはあっけない感じですけれど、そこがいいのかもしれません。っていうか、私は骨の蘊蓄が楽しくて読んでる感じですしね。
2005.12.11



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