ミステリー

Diane Mott Davidson
ダイアン・デヴィッドソン

「クッキング・ママ」シリーズしか知りません(笑)。でもずっと、楽しみに読んできました。とりあえず、最新巻だけ。

「クッキング・ママの鎮魂歌」
加藤洋子訳 集英社文庫 2005
Diane Mott Davidson "Double Shot" 2004

「クッキング・ママ」シリーズ第12巻です。
表紙も変わって、新装開店? 前の巻までのネタバレを避けたい人は、この先は読まないでくださいー。
とりあえずコンスタントに訳されているこのシリーズ、私はずーっと日本語で読んでます。出ていたレシピでクッキー焼いてみたこともあります(笑)。でも、どう考えても高カロリー(爆)。

息子アーチの反抗期はやっと収まりを見せ始めたけれど、夫のトムは仕事のことで落ち込み気味。しかも、前の夫、「げす野郎」ジョン・リチャード・コーマンが減刑されて出所してきて、ゴルディは心の安まる暇もない。しかも、大きなケータリングの仕事の日、朝早くに会場に入ろうとした彼女を何者かが襲う。殴られて意識を失った彼女が目覚めると、デザートを載せていたワゴンは無惨に横倒しに。しかも、会場内には強烈な腐敗臭が。そしてその日、更に恐ろしい出来事が……。

ええと、本の裏にもどこにも書いちゃってあるから大丈夫でしょうか。今回の被害者は「げす野郎」ジョン・リチャードです。そして、第一発見者はゴルディ。今回、彼女は、自らへの嫌疑を晴らすために素人探偵役をつとめることになるんですね。それは、改めて、ジョン・リチャードとの関係を、彼のもたらしたものを、ゴルディに考え直させるものでもありました。家庭内暴力、離婚、その後の泥沼。その後もずっと続いた、リチャードと次々変わる恋人達の悲惨な関係。

事件の結末も、その理由も、とても苦いです。
ところでゴルディ、おめでただったりするのでしょうか?
待て次巻?
2005.09.17



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