ミステリー

Jill Churchill
ジル・チャーチル

主婦探偵ジェーンシリーズ。読んでいるんですが……。
すみません。そのうちきっと(涙)。

「飛ぶのがフライ」
浅羽莢子訳 創元推理文庫 2007
"Fear of Frying" 1997

主婦探偵ジェーン・シリーズ第9巻です。人間関係のネタバレを避けたい方はこの先は読まないでくださいね。……って、何でも翻訳が出たの5年ぶりだそうで(苦)。ネタバレも何も、前の巻ってちゃんと書店に並んでるんでしょうか? 怪しい。あ、私ですか? 私は1巻目からリアルタイムで買ってました。大丈夫、全部持ってます(笑)。

めまぐるしい主婦の日常生活から一時離脱して、親友シェリイとともにサマーキャンプの候補地の下見に来たジェーン。部屋は素敵なコテージだし、食事は母屋やキャンプファイヤーを囲んでの美味しいごちそう。恋人が一緒でないのは残念だけれど、ノートパソコンを持ってきているからメールはいつでも交換できる。この世の天国?と思ったのに、落としてしまった腕時計を拾いに行った場所で彼女が見つけたのは、何かで殴り倒されたらしい死体だった。だが、保安官に報告し、現場に戻ってみるとそこには死体の姿はなく、しかも、死んでいたはずの男性が生きて戻ってきたのだ。確かに死んでいたはずなのに。ジェーンもシェリイもはっきりとそれを見たのに……。

と、いうわけで、これはホラーではなくてコージー・ミステリーなので、死体は死体です(笑)。家事に明け暮れいてないジェーンは結構新鮮でしたが、やってることは一緒(爆)。相変わらずの軽くて楽しいお話です。超完璧主婦シェリイが本気で慌てるところも出てきたし、サービス満点でしたねー。5年ぶりでも、やっぱり覚えてるものです。なんだかなあ。

でも今回、ちょっとひっかかったのはジェーンとシェリイのおしゃべりの口調。何だか作りすぎて不自然というか、今だとこれはもうちょっと古いかなあというか。シリーズが始まった頃にはそんなに気にしていなかったと思うのですが、今回は結構私にはきつかったです。微妙に合わなくてイライラさせられちゃう感じ。やはり、英語で読むべき……?(遠い目)。もっとも、これ、翻訳者さんって浅羽さんだったんですね。ということは、今後も訳されるなら訳が変わることになるのでしょうから、こういう部分は変わってくるかもしれませんね。うーん、様子見かなあ。浅羽さんの訳、もっと違うラインの本達では好きでした。ご冥福をお祈りします。

ところで、キャンプのごちそうがめちゃくちゃ美味しそうでしたー。
私はそういうイベントに参加したことがなかった(林間学校はありましたけど、ご飯はホテルで食べてましたし)んですが、やっぱり、楽しそうですよね。
2007.02.23



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