ミステリー

Joanna Carl
ジョアンナ・カール

雨後の竹の子のようにそこここから出ている、「お料理系」コージー・ミステリー。つい買ってしまいます(笑)。

「チョコ猫で町は大騒ぎ」 岩田佳代子訳 ヴィレッジブックス 2005
Joanna Carl "The Chocolate Cat Caper" 2002

資産家のお飾りの妻であることに嫌気がさして離婚、テキサスの小さな町ワーナー・ピアに引っ越してきたリーは、おばの経営するチョコレートショップを手伝いながら会計士を目指している。しかしある日、町に滞在中の有名女性弁護士クレメンタインが、チョコレートを食べて即死してしまう。どうやらそのチョコレートには青酸カリがしこまれていたらしい……。

というわけで、今度はチョコレート屋さんです(笑)。美味しい系列ミステリー、だんだん細分化されてきましたねー。こちらもシリーズ1巻目。軽快で読みやすい、いわゆるコージー系。湖畔の小さな町、みんなが顔見知りで、幼なじみ。って、本当にいつものパターンですね(笑)。なんだか、だんだん、どれがどのシリーズだったのかわからなくなっていきそうです。

で、チョコレート、おいしそうです。でも、ヒロイン、リー自身はお菓子を作る人ではないし、この本の場合は、レシピではなくてチョコレートに関する蘊蓄が時々出てくる程度。おばさんがチョコレート作ってるところは本当に名人芸でおいしそうなんですけどねー。ちなみに、このチョコレート屋さん、職員は1日2個までつまみ食いが許されています。お客さんは1個は試食OK。みんな、じっくり選んで手に取ります。

チョコレートの香りのミステリー。推理物として読むとどうか、というのはちょっと微妙ですが、美味しそうだし、楽しく読みました。ええと、次巻も出たら日本語で読むことでしょう(笑)。
2005.05.28



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