ファンタジー基本図書?


「ガリバー旅行記」

「ガリヴァ旅行記」
ジョナサン・スウィフト著 中野好夫訳
新潮文庫 1951
Jonathan Swift "Gulliver's Travels" 1726

他日かならず海外旅行に出る、これが自分の運命だと感じていたレミュエル・ガリヴァは、必ず役に立つと信じて航海術その他を学び、その後は医学をも修めて、やがて船医として様々な船に乗り組むことになる。ある時、船の難破により見知らぬ国に流れ着いた彼が目を覚ますと、彼の体はロープと杭で地面に縛り付けられていた。そして、彼の周囲には槍を構えた小人達が……。

という、小人国のお話が一番有名でしょうか。それと、巨人の国くらいまでが一般的ですよね。いつもいつもそんなに難破してばかりいていいのか? という突っ込みをいれたくなりますが、難破して降り立った地で巡り会う奇妙な国に託して、現実社会を痛烈に風刺した名作。私は何故か、小人や巨人の国よりも、そこまで乗ってる本を読んだ人しか知らない(笑)「馬の国」のお話が一番好きでした。こども心にも痛烈だったのは「学者の国」だったかなと思いますけどねー。そう、そこが「ラピュタ」。空中の浮島です。

こういった本を「ファンタジー」に入れていいものかどうかはわかりませんが、ファンタジーを読んでいく上での基本図書であることは確か。それに、とっても面白い本ですよ。子ども向けの簡単な版ではなく、大人向けの訳で読んでみてください。きっと、新たな発見があります。
2005.01.22



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