ファンタジー基本図書?


「アラビアン・ナイト」

「アラビアン・ナイト」もしくは「千夜一夜物語」
大人向けは後者ですね。もちろん、色々な版が出ています。
私が最初に読んだのは、
「アラビアンナイトの童話」(世界の童話 : オールカラー版 ; 25)
小学館 1973
大人になってから読んだのは、
「アラビアン・ナイト」 東洋文庫
何巻まで読んだのかはちょっと定かじゃないですが、15巻くらいまでは(笑)。

「今夜のお話はここまでにいたしましょう。続きは、また明日、
わたくしの命がございましたら」

床をともにした女性を翌朝には殺させてしまう王をとどめるため、自ら望んで側に上がった大臣の娘シェーラザードは、夜毎、王に物語を語り聞かせ、王の興味を繋ぐことでその命をながらえる。
彼女が語るのは市井の人々の他愛ない夢の話、おそれを知らぬ冒険者の話、不思議な魔神や、盗賊の物語……。

空飛ぶ絨毯や、魔法のランプ、「ひらけゴマ」。
アイテムや言葉だけでわくわくさせられた、遠い異国の物語。
子どものころの私は、挿絵を見るだけでも楽しかったです。西洋のお姫様達とは全然違う、変わった服を着たお姫様達。少年のかぶっているターバン。極彩色の世界。本当に、全然別の世界のお話だったから、たとえ現実のことしか書かれていなかったとしても、当時の私には一種のファンタジーだったでしょう(笑)。

でも、もちろん、ファンタジーとしても一流のお話揃い。さすがに長い年月を生き残ってきただけのことはありますよね。大人になってから読むと、また別の感慨があるかもしれません。っていうか、児童書として読んだ物語と、原典とはずいぶん印象が違います。千夜一夜。とんでもない長さですしね。



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