ファンタジー・国内

小野不由美

もちろん、ファンタジーファンの方々には「十二国記」で有名ですよね。私は「悪霊シリーズ」時代からのファンでした(笑)。
そのうちそちらもご紹介したいです。

「くらのかみ」
講談社ミステリーランド 2003

夏休み、古くて広い田舎の屋敷に呼び集められたいとこたちは、座敷童が住むという「蔵座敷」で「四人ゲーム」を始める。4人で行い、どこかでとぎれるはずの肩叩きゲーム。しかし、不思議なことにゲームは続き、明かりをつけた室内にはいつの間にか5人の子供がいた……。
 
小野不由美さんの久々の作品、ミステリーランド第1回配本のうちの1冊です。座敷童に守られた古い屋敷、たたりの伝説、大人達の軋轢と毒の盛られた夕食、といった、ファンタジーとミステリーの融合したお話。今までの作品とは書き込みの深さの面でちょっと違う感じですが、なんていうのかな、すごく、「夏休み」を楽しませてもらった気がする、その意味でとても素敵な物語でした。夏の、緑の匂いや水辺の感じ、いとこたちとの秘密の遊び、古いお屋敷の不思議な部屋。子供の頃の夏を思い出して、風を感じるような、そういう本ですねー。このシリーズ、装丁もいい感じで、ファンになってしまいそうです(笑)。ハードカバーなのがつくづく惜しいなあ(爆)。



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