ファンタジー・海外

Barry Hughart
バリー・ヒューガート

アメリカ人の書いた中国風アクションFT(?)シリーズ。とても楽しいです。こういう本は、やっぱり日本人は日本語で読みたいですね。漢字があるとないとではイメージ大違いだから(笑)。

「鳥姫伝」
和爾桃子訳 早川文庫 2002
"Bridge of Bird" 1984
「霊玉伝」
和爾桃子訳 早川文庫 2003
"The Story of the Stone" 1988
「八妖伝」
和爾桃子訳 早川文庫 2003
"Eight Skilled Gentlemen" 1991

時は唐代。静かな田舎の村、庫福の子どもたちが突然謎の病に倒れ、村人達では何の手の施しようもなくなる。助け手を求めて北京へと走った村の青年、十牛は、貧しく薄汚い老賢者、李高に出会い、病の原因をつきとめてもらうが、子どもたちを癒すためには実在するかさえ定かではない、幻の薬草が必要だった……。

という感じで始まるこの物語、一癖も二癖もある魅力的な登場人物や、芋蔓式に次々起こる大事件、ユーモアあふれる筆致と、いかにもな条件が揃った架空の中国物です。書いているのは現代の人ですし、色々とあり得ないはずのものが出てきたりするんですが、そこはそれ、ということですね(笑)。私はもちろん李老師がお気に入りです。ハイパーじじい?

でもって、私は生まれ変わったら、ぐうたらな家猫か、海を見下ろす丘の上に立つ1本の木になりたいです。



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