SF
私の個人的超おすすめ作家さんです。すごく良質のジュブナイルを書いてらっしゃると思うんです。元気と勇気とやる気をくれる、頑張る若者達の物語。内容的には「少年ドラマシリーズ」の系列だと思います。ちょっとだけSF。ちょっとだけファンタジー。もっと評価されてもいいのになあ、と思ってます。でも、ソノラマ文庫って、ゲットが大変……。
「星虫」
新潮文庫1990・ソノラマ文庫 2000.6改訂
夏休み最後の夜、無数の輝く物体が空から降ってきた。それはやがて「星虫」と呼ばれる宇宙生物。人間の額に吸着し、宿主の感覚を増幅させる不思議な生き物だった。
宇宙飛行士にあこがれる高校生・友美もその宿主となった一人。ちょっとでも「気味が悪い」と思ったら自ら落ちて死んでしまう「星虫」を、彼女は大切に守り育てようとするが、それは次第に変容を始め……。
という感じでこれは、この後もシリーズ化されて続いていく、ほんの少しだけ未来の物語の最初のお話です。実は本当は今回はこちらのシリーズではなくて、独立した物語である「ミドリノツキ」(これもソノラマ文庫)をご紹介するつもりだったんですが、本棚を漁ってみたら貸出中だった(あ、うちの本棚ですよ。ちゃんと貸出ノートもあります)ので、急遽こちらに切り替えることにしたのでした。 |
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